旧庁舎跡地の利用を民間事業者に任せるための事業者選定を行なう旧庁舎跡地周辺活用事業の公開プレゼンテーションが新庁舎で開催されました。
公募には3社が参入し、それぞれが代表企業を中心として、複数の企業がコンソーシアム方式で企業グループを組み、参加をしてきました。審査員はまちづくりや都市計画、文化芸術、市民活動等の専門家5名で構成され、市民の目の前で提案内容を発表し、採点を競い合いました。3社の提案内容は以下の通りです。
≪第1グループ≫
「まんがをテーマとしたパーク:立川ひろば」
まんがの持つ大衆性と広汎性を基調として、土日はもちろん平日の集客性と恒常的な人の流れを確保する。「まんが」といっても、まんが喫茶にあるような新刊本コミックは置かずに(マニアックなオタクは呼ばない)、子育てファミリーや家族連れ、若者が集まる文化度の高いスポットとする。広場には雨天でもイベントが開催可能な「わいわいテラス」を設置し、話題性を持たせる。
≪第2グループ≫
「立川ファミリーが集結するファミリアパーク」
第二庁舎を全面改修し、初めて来た人同士が親しくなれるようなコミュニティーカフェを開店し、常に室内や屋外でイベント・展示が行なえる空間・施設を作る。広場には全天候型ドームを設置し、フットサル等のスポーツや展示市を開催する。東京フィルハーモニー管弦楽団と連携し、定期演奏会や家族や子どもたちによる市民楽団(ファミリーオーケストラ)の結成等も展開する。
≪第3グループ≫
「アートフォレスト音楽の森」
内外有名アーチスト年間1,400本のコンサートを主催する音楽専門企業を代表とするグループにより、音楽の力で人々に元気を与え、立川南口を舞台芸術の場としていく。屋外には屋外ステージを設け、常時ミニコンサートを行ない、第二庁舎内にはアマチュア向けの音楽練習スタジオ4室を設ける。その他カフェ&ベーカリーショップや屋上菜園を作る。また広場にはテントを張ったり、柱を建てたり等多種多様なイベントに対応できる芝生や砂利、電気/水道を敷設できる新路面システムを導入する。音楽イベントは全て自主財源で賄う。
以上3社とも、まさに民間ならではの独自のノウハウが最大限に発揮された素晴らしい提案でした。其々に特徴があり、聞く側の市民の期待を大きく引き寄せるものがありました。今日のプレゼンの結果は即日選考審査会によって決定が下されます。どのグループ企業が選定業者となるか、大いに楽しみにして結果を待ちたいと思います。
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