議会改革について
現在立川市議会では、「議会のあり方懇談会」が開かれ、より開かれた議会を目指しての改革が行なわれています。
いくつかあるテーマの中から議会報告会の開催や小中学生の議会見学についての検討、議会事務局体制の強化、さらには議会基本条例の制定等についても研究し、実施の可能性を探っています。
私も最近はいくつかの議会シンポジウムにも参加し、真の住民自治と議会のあり方について提言する市長経験者や学識経験者の話を聞いています。経験者からの現場の知恵や改革のためのヒントやキーワードが披露され、共感を得る機会が多くあります。今最も印象に残っている言葉は、福島浩前我孫子市長が言った「前例は変えるためにある。隣の自治体と同じことはやらない。国の言うことはやらない。」という自治のあり方です。又福島氏からは、今地方議会で議員提出議案が僅かしかないという現状について、まず議員は市長から提出された条例を修正するところから始めるべき、という提言もありました。それから議会の権能を拡大させるために、議会での議決事項を増やす必要があると思います。例えば市の長期・短期の基本計画や改革プランのようなものも、執行部単独による計画に任せず、議会も十分に精査し、チェックと追加提案を付するような試みも必要ではないかと思います。
懇談会には相当なエネルギーを要します。メンバー同士思いきり意見を出し合い、議会自らの手で、洗練されたより良い議会の実現を目指し頑張ります。
