今年も最終の12月議会が近づいて参りました。次の議会は立川市公明党として新年度の予算要望に掲げた重点事項を取り上げ、7人全員で分担をし、予算要望に則った政策提言をしていく予定です。私は今大きな問題となっている保育所の待機児童解消の取り組みとして、待機児を少しでも多く受け入れる特定保育等による救済策と保育室の整備、また認可保育所に通えずに認証保育園や無認可保育所に入園し、高額な保育料を払っている家庭への助成制度の導入を提案したいと思います。
また環境保護を背景とした自転車に優しい道路整備というのも喫緊の課題であります。歩行者の安全を大前提とした歩道の拡幅や自転車専用レーン、段差のない平らかな乗り入れが可能な歩道ブロックの整備等、昨今通勤通学等で急激に利用が増えた自転車に優しいまちづくりの提案もしていきたいと思います。
市内業者や団体を最優先した入札・公募制度の確立ということも取り組んでいかなければならない重要課題です。建築工事や公共施設の維持管理業務をはじめとした業務委託、さらには指定管理者制度等について、最低制限価格や厳格な一次書類審査等余りにも公平性、競争性を前提とした入札・公募制度が実施されており、市内の多くの地元業者の参入意欲を阻んでいます。例えば指定管理者の選定審査委員には市内の実情がわかる市の職員が1人として選ばれていないことや、一括発注による元請け業者から下請け業者に対する一方的な条件提示や手数料要求等、地元業者が苦しんでいる実態があります。市が自らの裁量で市内業者育成のための政策を打ち出し、できる限り市内業者に仕事を発注すれば、当然税収にも跳ね返り、災害時のインフラ整備や修復対応が円滑に進みます。過去にあった談合事件を決して起こさせない市内業者、及び団体優先の入札・公募制度を立川独自で検討すべきであります。以上のようなテーマをぜひ取り上げたいと思っています。
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