衆議院選挙の投開票が行われ、世論調査の通り、鳩山代表率いる民主党が308議席を獲得し圧勝、自民党は119議席に激減し与野党逆転、自民公明与党は歴史的惨敗を喫しました。我々公明党も東京2、大阪・兵庫6の計8つの小選挙区全てで敗れ、議席獲得ならず、比例区の21議席に止まりました。応援に入っていた東京12区太田昭宏代表と、神奈川6区上田いさむ候補が共に敗れるという厳しい結果となりました。大きな地殻変動のような世の中の流れ、そして景気失速の閉塞感の中で自民党に対する失望と、それを支える公明党に対して、この難局を乗り越えるだけの力量を感じていただけなかったのだと思います。世の中全体に行き詰まり感があり、今よりは新しい政権になれば何かが変わるだろうという期待が一方的に民主党に集中したのではないでしょうか。これだけの国民の意識の変化を読み切れなかった甘さもあったかと思います。公明党はこの衆院選の結果、現有21議席となりました。先ずはこの選挙結果を謙虚に受け止め、自分達にとって何が悪かったのかを反省し、再び0からのスタートを切りたいと思います。
公明党はこれまで政策の実現力とやり抜く力の確かさを訴えて参りました。国民の生活を守り抜くというスローガンを掲げ、子育て、教育、福祉、人権、環境、中小企業支援等、生活者目線に立った政策を一つ一つ着実に実現をしてきました。今回の選挙では、我々が道筋をつけ先鞭をつけた政策が、民主党に全て取って変わられたような気がします。特に子育てについては、児童手当の乳幼児加算や中学生までの支給拡大、また将来の幼児教育の無償化を見据えた子育て応援特別手当等、元々公明党の看板政策であった子育て支援が民主党の「子ども手当」に収れんされました。
しかし公明党が先見性を持って実現したこれらの子育て支援策は、政権交代となっても公明党の実績として国民に喜ばれる政策であったことは間違いありません。この他にも妊産婦健診の無料化や雇用対策である生活訓練給付、大学の奨学金拡充、そして中小企業の緊急保証融資や事業承継税制、政治資金規正法等の政治とカネの問題に関する法案成立等、実現させた実績と経験はこれからも必ず生かされていくものと思います。
今回公明党は小選挙区では敗れましたが、一方比例区では全国約805万票の得票をいただきました。立川市でも10,474票という比例区の得票をいただき、これは我々公明党への大きな期待の表れであると思います。小選挙区がなかった立川市でもこれだけの熱いご支持をいただいた皆様に何よりも感謝をし、再び現場に入り語って動く活動を行なって参ります。公明党を応援して下さった方々、本当にありがとうございました。
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