立川国際芸術祭2006のグランドオープニングがアミュー立川にて行なわれました。
まず最初に十二単の着装披露がありました。色とりどりの鮮やかな着物を見事に重ね合わせていく一部始終を観賞しました。まるでその間時が止まったように参加者の目を引き付けていました。直々に日本の伝統文化に触れました。
次にアートパフォーマンスの篠原有司男氏によるボクシングペインティングが行なわれました。篠原氏は裸のトランクス姿で登場。独自にあみ出したこの手法について熱く語った後、いよいよ壁に貼られた白いカンパスに向かいパンチを打ちつけます。グローブにペンキを付け、ジャブ、ストレート、フックと実戦さながらの気合です。そして出来上がった作品は、グローブの跡にペンキがはねて飛び散っている単純な模様のみ。しかしこれが何ともいえない躍動感をかもし出すアートに見えるから不思議です。その後は1,000人の似顔絵を描くという新進気鋭の黒田晃弘氏をはじめ多くのアーティストの方々や参加者の方々と挨拶をさせて頂きました。皆さんアートの興隆によって人と人とが心を触れ合う賑やかなまちを描こうとしている志の高い人たちの集まりでありました。まさにこの場にはまちづくりのヒントが沢山隠れていると感じました。今日の出会いがお互いのまちづくりへの思いとなって大きく結実できますよう今後も芸術・文化に親しみ、精進して参ります。
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